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かもめ 閉店 堺市 宮武最後の弟子/真摯なうどん

讃岐手打うどん かもめ 堺市

全て手作業で作られる純手打ちうどん
堺に香川の風を運んでくれた小さなうどん屋さん
2018年2月26日閉店 4年の歴史に幕





堺市 北野田駅前の「かもめ」さんが閉店した。

客というのは身勝手でわがままなもので。
通ってはいなかったくせに、なくなるとなると「寂しい、もっと食べたかった」と言う。すみません。。。

地元、堺だけれど北野田地区はなかなか自分の動線上になくて。いつでも行ける、と思って普段あまり行かないうちに、こうして閉店してしまいました。常連客ではなかったくせに、こんなこと言うのは身勝手だけど、やっぱり寂しいです。かもめさんのうどん、おいしかった。もっと食べたかった。

北野田に昔あった香川式セルフのうどん店「やぶうち」さんが閉めたあと、再び北野田に香川の風をもたらしてくれたお店でした。

過去記事→やぶうち 堺市 2007年

「マジメが服着て歩いてる」
お知り合いの方がSNSにそう書いておられましたが、大将の東さんは、本当にマジメで、そしてシャイな印象を受ける方です。

香川琴平の宮武うどんがまだ営業していた時期に、宮武一郎大将に師事されて、宮武営業時代最後の弟子として1年間修業。さらに宇多津おか泉にて3年間の修業をされたそうです。そして自分のお店「かもめ」では機械を一切使わずに全て手作業でうどんを作り、麺、出汁、天ぷら、全て改良を重ねながらやってこられました。

こんな凄いバックボーンを持つ「本物の純手打ちこだわりうどん」なのに、お店ではそういうことを全くアピールせず、ネットでもほとんど発信せず、ただ黙々とうまいうどんを目の前のお客さんに出していた。

僕のかもめさんに対する印象は、こんな感じ。
讃岐うどんのことを知らないお客さんに、もっといろいろと伝えたらいいのにな、もったいないな、と思ってたけど、これが大将のやり方だったんでしょう。

うどんも天ぷらも、黙々と自分で作っておられました。



夜の営業を深夜2時までやってた時期もありました。



かもめさん、オープン当初はしっかり固コシの麺と、ガツンといりこが効いた出汁で、これはもう、衝撃でした。そこから、地元お客さんの好みなんかもふまえて、使う粉も変えながら堺のお客さんにも馴染むバランスのうどんに。

かもめさんのうどんでやっぱり凄いなと思うのが、通年で食べられたこの「ひやひや(冷やかけ)」

熱いかけに使ってるのと同じ出汁だそうですが、冷たくすると、いりこの良い味と香りがしっかり前に出てきます。裏方的に節類の旨味がそれを支えてて。その出汁の旨味と香りが、心地よい喉ごしとムチッとしたコシのある麺の風味と合わさって口と鼻腔を満たしてくれます。この絶妙なバランスが、絶品でした。

これはもちろん東さんの経験と技術と工夫により生み出された「かもめのうどん」ですが、この「ひやひや」で食べると、この1杯の奥深くに「琴平 宮武うどん」のDNAを感じ取ることが出来ました。麺質も出汁も宮武とはまた違うんだけど、でもどこか、宮武が漂ってるんですよね。不思議です。東さんの手から、宮武うどんのDNAが出てうどんに練り込まれてたんですかねぇ?(笑)

過去記事→宮武うどん





この出汁、熱いかけうどんになると
いりこ風味は後ろに回って、節類の香りと旨味とコクが前面に出てきます。ひやかけとはまた全然違った風味に変身です。



おか泉さんにいらしたのが反映されてるのが、ほれ!これ!おか泉の「ひや天おろし」リスペクトの「海老天ぶっかけ」です。

この写真では重なってしまっててわかりづらいけど、ぷりっぷりの海老天、2本立ってます。かもめさんの天ぷら、サクッと軽く揚がってて、いくらでも食べられるんですよね。

冷たいぶっかけの麺は強靭なコシで、しっかりした讃岐うどんが好きな人間にもビシッとフィットします。

海老天と餅天を乗せた「こんぴら」がメニューにあるのも、おか泉と一緒ですね。





釜天(釜あげうどんと天ぷらのセット)のこの器と盛り方の佇まいも、おか泉さんの釜天そのままの雰囲気ですね。

釜あげのつけ出汁がたっぷり提供されるのも嬉しかったですね。このつけ出汁に、野菜の天ぷらつけて食べると、そりゃもーほんまに、うまかった!




とり天うどん
名前はとり天うどんだけど、野菜天もこんなについてきます。満足感、高し!
とりムネ肉を、絶妙な火の通し方で揚げてくれて、これもたまらないメニューでした。

かもめさんの天ぷらは、とり天や海老天、素材も揚げ方も良いので、塩だけで食べても旨かったですねー。




季節メニューもいろいろ。
このしっぽくは、やっぱり香川のしっぽく。
出汁の旨味が染み込みまくった野菜と、野菜の滋味がたっぷり溶け込んだ出汁。冬の幸せをしみじみ感じることの出来る1杯でした。




うどんを待つ間につつくおでん。
これもしみじみ旨かった。




メニュー。選ぶ楽しみ、いろいろありましたね。




お店の外側(入り口)にも「閉店のお知らせ」を貼らず。店内にのみ告知を。

SNSの自店のページや個人ページでもあえて告知せずに
「いつも通りの感じのままで(閉店の日まで)やります」
とおっしゃった大将。

いつも来てたお客さんたちから、閉店を惜しむ言葉と、食べたあとにさらに持ち帰りを注文する声が、たくさん聞こえていました。

東さん、これまで美味しいうどんをありがとうございました。おいしかったです。お疲れさまでした。

またいつかどこかで、東さんのうどんが食べたいです。とても。

讃岐手打うどん かもめ
2018年2月26日 閉店
大阪府堺市東区丈六183-2
11:30~14:30
18:00~21:00(日曜月曜は夜営業なし)
火曜定休




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